いよいよ令和初の国賓としてアメリカ大統領ドナルド・トランプ氏の来日が近づいていますね。
前回の来日時にも話題になったのですが、気になるのがトランプ大統領が来日時に日本国内で移動する時に使用する大統領専用車両のビースト(キャデラック・ワン)です。
アメリカ大統領を守るために、尋常ではない安全装備や防御能力を備えていて、いったい開発費はいくら位かかっているのだろうかと気になってしまいます。
そこで今回は、アメリカ大統領専用「ビースト」について
- 値段はいくら位するのか
- 装備や重量
- 日本でつけるナンバープレートの意味
について紹介したいと思います。
ぜひ大統領専用車ビーストについて知り、テレビのニュースやワイドショーで出てくるのを楽しみにしてくださいね!
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アメリカ大統領専用車両ビーストの値段や装備は?
前回の来日時も空輸してきて日本での移動に利用していたアメリカ大統領専用車両「ビースト」。
もちろん今回も日本国内の移動に利用される様子をテレビなどで見ることができると思います。
シークレットサービス緊急走行
Emergency driving of secret service2017年11月5日から7日までの3日間
来日していたトランプ大統領の行程で使用された
大統領専用車に加え護衛のSSの護衛車両の緊急走行https://t.co/qNDijSQKCC交差点曲がる時に横からの攻撃防御でカバーに入る車がいいね(=w= pic.twitter.com/jP791VCr9D
— ༼≖ɷ≖༽ く寿司 🐋 (@SushiCujira) 2017年12月25日
アメリカ大統領ともなれば、テロや暗殺などの計画に巻き込まれる可能性も高く、万が一の事態に備えて車両も相当なセキュリティ強化が行われています。
現在大統領専用車として用いられているのは、GM社製の「キャデラック・プレジデンシャル リムジン」でキャデラックCT6をベースにはしていますが、さまざまなGM車のパーツを基に流用して作られていて、特定の車種がベースになっているわけではありません。
大統領専用車の値段は?
2018年ニューヨークの国連総会出席の際にデビューした現行型ビーストには、なんと17億円もの開発費がかかっています。
ベースとなったといわれるキャデラックCT6の金額が1,000万円ほどということを考えると、装備や性能は同等ではなく、ボディのデザインが似ているだけの全くの別物といったほうがいいかもしれません。
The Secret Service is ready to roll into #UNGA 2018! pic.twitter.com/Ady0kISVy3
— U.S. Secret Service (@SecretService) 2018年9月24日
さすがに17億円という値段を聞くと、どのような装備なんだろうと気になってしまいますね。
そこで次に大統領専用車の装備について見ていきたいと思います。
大統領専用車の装備や重量は?
大統領専用車の装備は、車内で大統領としての執務を行うための装備はもちろんですが、一番特徴できなのは、いかなる攻撃からも大統領の身を守るための防御装備です。
銃やバズーカ砲はもちろん、化学兵器や生物兵器の攻撃からも防御できるように、以下のような装備を備えています。
- 分厚い装甲・防弾ガラス
- 銃弾を受けても走ることのできるランフラットタイヤ
- 気密性の高い室内と空気ボンベ
- トランプ大統領と同じ血液型の血液バッグ
まさに軍用車両級の装備ですね。
特に銃や爆弾から大統領を守るための厚さ20cmの分厚い装甲のドアと厚さ13cmの防弾ガラスを装備していることもあり、重量は実に約8トンもあります。
ハマーのH2でも3トン前後なので、ハマー3台弱と考えると、どれだけ重いのかと思ってしまいますね。
日本の公道でつけるナンバープレートの意味は?
アメリカ大統領専用車両を空輸し、日本国内の公道を走る場合、外務省が発行する外交官ナンバーを装着します。
外交官ナンバーとは、通常のナンバープレートとは色が違い、青地に白文字のナンバーです。
ちなみに外交官ナンバーの数字の意味は、4桁の場合は最初の2桁が、5桁の場合は最初の3桁が国名を表していて、アメリカは数字が4桁で最初の2桁は「82」となります。
トランプ大統領専用車ビースト!!
初めて見ましたがすごい迫力です(笑) pic.twitter.com/UFpABfnEz0— walkmanz0623 (@walkmanz0623_PC) 2017年11月6日
2017年の来日時には、トランプ大統領の移動時に「ビースト」の前と後ろで違うナンバープレートをつけたことでも話題となりました。
2台の大統領専用車のために2組のナンバープレートを手配し、それぞれの車両の前と後ろを違うナンバーを取り付けました。
1台目の前ナンバーと2台目の前ナンバー、1台目の後ろナンバーと2台目の後ろナンバーをそれぞれ同じにして、両方の車両のナンバーが全く同じ状態になっていました。
どちらにトランプ大統領が乗っているのか特定できないようにするセキュリティ上の理由からだったんですね。
まとめ
今回はアメリカ大統領専用車両「ビースト」について価格や装備、また日本国内の公道を走る時につける外交官ナンバーについて国名を表す数字の意味について紹介してきました。
17億円という価格や約8トンという車両重量という桁外れな数字をみると、さすが大国アメリカの大統領専用車というだけあるなと思います。
当然ビーストのドライバーは8トンの車体をJターンできるテクニックを持つ特に選ばれたシークレットサービスで、誰にでも運転できるような車ではありません。
今回のトランプ大統領の来日でもニュースなどで見かけるチャンスがあると思うので、ぜひ車両の重厚さやナンバープレートにも注目して見てみてくださいね!
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