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エアフロメーターが故障した時の症状は?仕組みや役割と交換費用も!

エアフロメーター=エアフロセンサーは、エンジンへゴンくらいの空気が送り込まれているかを測定するセンサーです。

空気の量に対して、インジェクター(燃料噴射装置)から適正な燃料を供給するように電子制御されています。

今回の記事では、エアフロメーターの故障での症状や役割などを解説していきます。

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エアフロメーターが壊れたらどんな症状がでる?

先にもお話ししましたが、エアフロメーターは、空気量に対して適正な燃料を供給するというシステムになっています。

その後、プラグで点火されることで燃焼し車は走行します。

 

エンジンが適正に稼働する要件に、適正な空気・適正な燃料・適正な火花という3要件があります。

エアフロメーターが故障した場合どのような症状になるのでしょうか。

結論から言うと

  • アイドリングが定まらない
  • 加速しない
  • エンストする

といったエンジン自体が不調症状を起こすことが多いです。

 

そもそもエアフロメーターは、アイドリング時-加速時などの空気の量を測定していますので、このセンサーがもし故障してしまうと適正な空気の量が図れないことになります。

エアフロメーターの不調は、エンジン不調に直接つながるといってよいでしょう。

 

筆者の経験ではアイドリングが定まらなく、加速もしないといった症状を経験しました。

メーカーや車種によって不調症状に違いはあると思いますが、アイドリングしている最中に鈍く回転数が上下して(エンジンはあまり止まらない)、息継ぎした感じになります。

そしてアクセル踏み込み量に対して、異常に加速しなくなりました。

 

似た症状でアイドルスピードコントロールバルブやプラグやダイレクトイグニッションコイルの不調がありますが、前者は、アイドリングが維持されずストーンとエンジン回転が下がり、エンストするケースが多いです。

後者はエアフロメーター故障により近い症状となるので、何が不具合なのかを見極めることも重要ですね。

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エアフロメーターの役割や交換費用も解説!

エアフロメーターの仕組みっていったいどんな構造なのでしょうか?

数種類の構造を説明しながら、交換費用なども解説していきます。

 

エアフロメーターには、いくつかの種類があります。

フラップ式

アクセルペダルと連動していることが特徴です。

吸気配管をふさぐようにフラップが設けられていて、空気が流入した際に開くフラップの開度から空気の量を計算する方式です。

ホットワイヤ式やホットフィルム式

基本原理はどちらも同じです。

空気の通り道を通過する際に、設置されたワイヤやフィルム抵抗体が流れの量で冷やされ温度変化します。

 

その温度変化を利用して空気量を計測しているシステムです。

現在のモデルではこの方式を用いているモデルが多いですね

カルマン渦式

空気の流路内にカルマン発生柱が設置されていて、カルマン渦の数で空気の量を計測する仕組みです。

この渦を瞬時に計算するために超音波が用いられています。

 

この他にも色々な仕組みのエアフロメーターが存在しますが、主流となりつつあるのは「ホットワイヤ式やホットフィルム式」であるようです。

また軽自動車にはエアフロメーターはほぼ装備されておらず、同様の機能をもつバキュームセンサーが使用されていることが多いです。

どのエアフロメーターも正確な空気の流量を計測することで、適正な燃料と混合できるようにしている点は同じですね。

エアフロメーターの交換費用ってどのくらいかかるのでしょうか?

パーツ代金はおおよそ1,5000円から30,000円くらいのモデルが多いです。

 

エアフロメーターの交換工賃は作業性に大きく起因します。

エアクリーナーを辿ってすぐにコレ!とわかるものは5,000円以内の工賃でしょう。

少し作業性の悪い場所にある場合は10,000円くらいかかる場合があります。

まとめ

エアフロメーターが故障した時の症状や仕組み、交換費用をまとめると以下のようになります。

  • エアフロメーターが故障すると、エンジン不調に直結する不具合になります。
  • エアフロメーターには、数種類があります。現在主流となっているのは、ホットワイヤ(フィルム)式です。
  • エアフロメーターの交換費用は、20,000円から40,000円(工賃込み)くらいです。

筆者もエアフロメーターの故障を何度か経験しました。

実はエアフロメーター故障とよく似た症状の故障があったりもします。

 

エアフロメーター不調の場合は、OBDⅡが付いている車であれば、エラー信号が出たりします。

正確な診断でエアフロメーター交換をするのがよいでしょう。

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