最近の車には、アイドリングストップ機構の付いている車が多く登場していますね。
普通の常時エンジン稼動車と違い、アイドリングストップ機構付きはバッテリーの負担も変わってきます。
今回はアイドリングストップ車のバッテリー交換や寿命について解説していきます。
アイドリングストップ車のバッテリー交換時期の目安はどれくらい?
アイドリングストップ車って、どのくらいバッテリーに負担がかかっているのでしょうか?
ここでは、意外と苛酷な環境のアイドリングストップ車のバッテリーと一般的な交換時期等のお話をします。
車のエンジン始動には、多くの電力が必要になります。
これは、普通のエンジン常時稼動車もアイドリングストップ車も同じように電力を消費します。
アイドリングストップ車は、信号待ちや交差点停止中でエンジンがストップし、再始動することを多く繰り返します。
そして非常に便利なアイドリングストップ車ですが、たった1秒エンジンが止まって、すぐに始動なんてことも多く発生しますね。
エンジン常時稼動車に比べて、始動時にバッテリー使用回数が多いといえます。
アイドリングストップ車のバッテリーは、酷使されていることがわかりますね。
アイドリングストップ車の一般的なバッテリー交換時期などはどのくらいでしょうか?
エンジン常時稼動(アイドリングストップを搭載していない)車に場合は、バッテリーの寿命は2年~3年、走行距離では50,000km前後です。
アイドリングストップ車のバッテリー寿命は、18ヶ月または30,000km前後といわれています。
アイドリングストップ車の交換時期は、通常のエンジン常時稼動車の半分くらいを目安に交換するのが良いといえますね。
アイドリングストップ車のバッテリー交換サイクルはいがいと短く、ユーザーの方は意識して定期交換していくことが望ましいでしょう。
アイドリングストップ車の寿命の判断方法や長持ちさせる方法も解説!
アイドリングストップ車の寿命判断や長持ちさせる方法を解説していきます。
アイドリングストップ車の一般的な交換以外で、寿命と判断できる症状などをここではご紹介していきます。
- アイドリングストップ車の特徴として、バッテリーが弱ってくるとアイドリングストップをしなくなってきます。普段アイドリングストップするのに、最近停車してもずっとエンジンがかかっている場合などは、寿命と判断しましょう。
- アイドリングストップ警告灯が点滅、警告灯の色がかわらないなどのサインがでた場合は、寿命と判断しましょう。
- 一般的なエンジン常時稼動車と同様に、エンジン始動が悪くなった場合、ヘッドライトが暗くなった場合、パワーウィンドウの開閉が遅くなった場合などは、寿命といえます
アイドリングストップ車のバッテリーを長持ちさせるためには、どうしたらよいでしょうか?
ここでは長持ちさせるコツをご紹介します
- 夏場・冬場の厳しい環境時では、アイドリングストップ機構をオフにする
- 近場での運行の際は、アイドリング機能をオフにする
- 渋滞では、アイドリング機構をオフにする
などがあります。
アイドリングストップ機構をなるべく使用しないのに越したことはないのですが、とくにバッテリーに負荷のかかる状況で、アイドリングストップ機構をオフにしていくのがバッテリーにはよいでしょう。
まとめ
アイドリングストップ車のバッテリー交換時期は?寿命の判断方法や長持ちさせる方法をまとめると、以下のようになります。
- アイドリングストップ車のバッテリーは、エンジン常時稼動車に比べて酷使されています。
- バッテリーの一般的な交換時期は、18ヶ月または30,000㎞となっています
- バッテリーの寿命判断は、アイドリングストップ機構の稼動+通常のバッテリー寿命と同様の判断
- バッテリーを長持ちさせる方法は、アドリングストップ機構を随所でオフにすることで可能に。
最近の車にはアイドリングストップ機構が装備されているモデルが多くなっています。
これは環境問題に対応し燃費も向上するといった側面があります。
一方でバッテリーが酷使されているという事情もあります。
バッテリー交換管理をきちんとしながら、バッテリー交換サイクルも伸ばせればとおもいます。