自動車のタイヤって意外と高価ですよね。
この前新品に変えたのに「もう外側が減ってしまっている」と思ったら、「真ん中の方は溝がタップリ残っている」なんて事があります。
タイヤをなるべく長持ちさせるローテーションについて、必要性や費用などのアレコレを解説します。
車のタイヤローテーションをする意味や方法は?
皆さんタイヤを洗ったりワックスをかけたりはするのですが、ローテーションを日ごろから行っている方は少ないかもしれません。
ここではローテーションの意味や必要性、ローテーション方法を解説します。
タイヤローテーションの意味や必要性
タイヤは皆さんもご存知の通り道に接触し回転しながら機能を果たしています。
ということは摩擦熱によって磨耗します。
この磨耗は4つのタイヤで均等に起こらないということから、ローテーションをする意味が生まれます。
少しでもタイヤを長持ちさせるために行うのがローテーションです。
平積みのタイヤはISのフロントに付いていたタイヤです。
シーズン毎に内外を入れ替えてローテーションをしていたので、綺麗に減りました。
問題はリアなんですが、純正ER33も内減り傾向でした。
以降にS001とAE50、そしてV701を付けましたが、全て8ヶ月(走行距離1万キロ)程でかなり内減りしました😞 pic.twitter.com/rTETVezVxo— tire road service FREK (@FREK_tire) March 27, 2020
駆動方式による磨耗特性
ローテーションは、駆動方式などによっても方法が異なります。
また一般タイヤと方向性のあるタイヤなどもあります。
- FF車(4WD車)は前輪で縦方向、横方向両方の機能を行っているために、特に前タイヤの角(ショルダー部)の外側が減りやすいです。
- FR車はリアタイヤで摩擦が大きくかかるので、タイヤの真ん中(センター部)が減りやすい傾向です。
ローテーション方法の基本
ローテーションはフロントタイヤとリアタイヤを交換することが基本です。
また回転方向が決まっているタイヤは右側、左側でのローテーションしか出来ない点に注意しましょう。
タイヤローテーションの距離・時期の目安や費用も解説!
タイヤローテーションの目安や一般的な費用などを解説していきます。
ローテーションは一般的には5000km走行毎というのが推奨されています。
ただFF車の場合はフロントタイヤのショルダー部が非常に磨耗しやすいので、アグレッシブなドライバーは早めにローテーションをすることがおススメです。
またローテーションは偏磨耗が経年磨耗なのか故障なのかを、早期に知るためにも必要な作業であります。
タイヤは駆動輪ほど負担が大きく摩耗が進む。FFならフロントタイヤ、FRならリヤタイヤが先に減る傾向があるので、5000~10000kmごとにローテーションを行って
一万キロも走ったらタイヤ残ってねぇよ— SAA611 (@SAA611) May 5, 2018
ご自身の年間走行距離から、ローテーション作業をルーティン化するとよいでしょう。
タイヤのローテーションの一般的な費用は?
- ディーラーでのタイヤローテーションは、3,000円前後から5,000円前後のところが多いです。多少金額が高いと思うかもしれませんが免許を持った整備士による作業となり、タイヤの偏磨耗など細かいアドバイスもいただけることが多いです。
- カー用品店やスタンドなどでは、2,000円から3,000円前後というのが多いです。ディーラーとは反対に、若干安い価格設定ですが入れ替えるという作業だけをしているところもあるので、周りの方の話やネットのレビュー評価を見てみるのも良いでしょう。
まとめ
タイヤのローテーションの意味や方法、価格をまとめると以下のようになります。
- ローテーションは、磨耗するタイヤを長持ちさせるのに必要な作業
- FF車では、フロントショルダー部、FR車では、リアのセンター部が減りやすい
- ローテーションは、5000kmごとを推奨しますが、FF車の場合は、もう少し早目が良いでしょう
- ローテーションにかかる費用は、ディーラーが3~5.000円くらい、カー用品店などは、2~3.000円くらいです。
車に必需品のタイヤは常時回転しながら、車と道の間に挟まれ磨耗していきます。
高価なタイヤを長持ちさせるのにローテーションが有ります。
こまめに入れ替えてタイヤを長持ちさせましょう!