自動車のエアコンについているACボタンってどういう意味があるのか気になったことはありませんか?
とくに意味はわからないけど、とりあえずそのまま利用しているという方も多いと思います。
せっかくなら効果的に使いたいし、燃費に影響があるなら正しい使い方を知りたいのではないでしょうか。
そこで今回の記事ではACボタンの意味や本来の使い方、さらにはACボタンオンによる燃費への影響などもわかりやすく解説します。
車のエアコンのA/Cボタンの意味とは?
ACボタンの本来の意味はご存知でしょうか?
ズバリAir Conditioner=エアコンディショナーの略です。ACボタン=カーエアコンボタンということです。
また一般的な家庭用エアコンと違いカーエアコン(AC)の基本的な役目は、冷房と除湿を目的にしています。
家庭用エアコンにも冷房・除湿のみの機能で販売されていますが、カーエアコンはこういった商品に近いといえます。
「AC」ボタンをずっとオンにして走行するというのは、家などでエアコンをずっとかけている様なものですので、人にも車にも非常に負担がかかっているとも言えるのではないでしょうか?
(後で詳しく解説したいと思います)
車のエアコンのA/Cボタンの使い方や燃費への影響を解説!
ACボタンを知って入るけど、実際にどのように使っていくのがベターなのか「?」な方も多いのではないでしょうか。
ここでは上手なAC=カーエアコンの使い方などをご紹介します。
AC=カーエアコンを冷房として使用する場合
日本の夏は非常に暑いですよね。
外気温が40℃近くなると、車の中はほんの30分もすれば50~60℃にもなることがあります。
こういったときに有効なのがカーエアコンであるといえます。
筆者が実践している暑いときのカーエアコンの使用方法は、ACボタンをオンにして内気循環でしばらく走行し、冷えてきたら外気循環というのが1番良い方法と考えます(多くのメーカー説明書にも書いてあります)。
AC=カーエアコンを除湿として使用する場合
日本は湿気の多い国として知られています。
梅雨、雪などでガラスの内側が曇ってしまうことが多く起こりますね。
これは外と中との気温差で結露が発生しているためです。
こういったときにも、ACボタンが役に立ちます。
カーエアコンには冷房としてだけでなく除湿という効果もあります。
曇り=結露に関しては四季を問わず使えることになりますね。
おすすめの使用方法はACボタンを内気循環でオンにして、エアコンの風向きをフロントガラスに替えることです。
曇りを効率的に取り除くことができます。
AC=カーエアコンって燃費に影響するの?
結論からお話しすると燃費に悪い方向に影響します。
まずカーエアコンの原理をお話しすると、カーエアコンはエンジン回転を利用して、エアコンコンプレッサーを作動させています。
ということはエンジンには、ACボタンのオンオフで負荷のかかり方も変わります。
1番解りやすいのはACオン時のほうが、アイドリング回転が100rpmほどあがることです。
また走行していてもACオンの場合は、一定の負荷が常にエンジンにかかるため、燃費は悪化していくのが普通ですね。
乗っている人への影響
ずっとエアコンを作動させているということは、除湿が行われ続け乾燥して行くということです。
夏場では冷房だけで冷え性になってしまう女性も多いかもしれません。
冬などもともと乾燥する季節では、曇り=結露とり以外で使用を長時間続けることで乾燥肌になる方もいるでしょう。
ACボタンをずっとオンにして走行するということは、車にも人にもデメリットになる可能性が高いですね。
まとめ
ACボタンの意味や使い方をまとめると
- ACとは、Air Conditioner=エアコンディショナーの略
- カーエアコンは、冷房と除湿の機能が基本的な役目です
- カーエアコンを使用することで、燃費は悪化します
- エアコンをずっとオンにすると、知らないうちに人にも影響する可能性があります
今回はカーエアコンの「ACボタン」に関して、素朴な疑問とその使い方を解説しました。
せっかくの快適装備であるカーエアコンを上手に使っていくことで燃費悪化を最小限にし、冷え性や乾燥肌にも注意したいですね。