あなたは出先などでバッテリー上があがってしまい、エンジンがかからなくなったり、停車中にヘッドライトが暗くなったことはありませんか?
そうなった方は突然のことで「一瞬パニック」になってしまうかもしれませんね。
今回はバッテリーあがりしたときに周りの方からブースターケーブルで救援してもらう際の手順や、その理由について解説します。
バッテリー上がり時にブースターケーブルをつなぐ手順は?
バッテリーケーブルをつなげて救援してもらう際のケーブルをつなぐ時って、順番などないのでしょうか?
実は順番はきちんとあります。
私はMTやからブースターケーブル使うことないと思ってたけど自分が救援車側になる時もあるからやっぱいるよね pic.twitter.com/U8XdJAtC5Y
— コバタtwo 傲岸不遜 (@1192296_ae86) February 24, 2020
ここではまず正しくつなぐ順番を解説します。
- バッテリーあがりを起こした車のプラス端子に接続(赤いケーブル)→私の赤
- 救援してくれる車のプラス端子(赤いケーブル)→あなたの赤
- 救援してくれる車のマイナス端子(黒いケーブル)→あなたの黒
- バッテリーあがりを起こした車のマイナス端子(黒いケーブル)→私の黒
この順に接続することが大切です。
「私の赤にあなたの赤、あなたの黒で私の黒」と一周するように覚えるとよいでしょう。
またエンジンスタートしたあとは、速やかに逆の手順でケーブルを取り外しましょう。
ブースターケーブルをつなぐ順番の理由や注意点も解説!
バッテリーの交換をする際にプラスとマイナスどちらを先に外しますか?
答えはマイナスから外します。
そしてバッテリーターミナルを取り付けるときはプラスから取り付けます。
基本的な原理はバッテリーターミナルの脱着と同じです。
ここではブースターケーブルのつなぐ順序にも意味があるというのを解説します。
- ジャンプスターター接続をするということは、バッテリーをつなげるという行為になります。ですから基本的にプラスから接続していきます。ショートを避けるために。
どうしてプラスをバッテリーあがり車からつなげるのかというと、電気は、もともと電圧の高い方から低い方へ流れる傾向がありますので、弱っている方からつなぐことで、ショートなどの発生を少なくします。 - マイナスケーブルをつなぐときに救援する車からつなげるかというのは、最後にトラブルを起こした車のエンジンブロックにつなげることが理由です。
最後の端子は電気が最終的に通電することとなるため、火花などが発生する可能性(先ほどの電気は電圧の高い方から低い方へ流れる)が高く、バッテリーから発生している水素ガスに引火する可能性があります。
バッテリー端子からなるべく離れた鉄部分(バッテリーあがり車のエンジンブロック)につなぐことで、安全性を高めているためです。
エンジンブロックに接続することで双方のバッテリー負荷をさげ、効率的に電気を流す役目を果たしています。
車の取扱説明書にターミナルの接続場所が記載されていることがあるので、一度見てみるとよいでしょう。
実際に使う機会がない方がよいですが、もしものために車に積んでおくと安心ですね。
バル BAL /大橋産業 大橋産業/1635 ブースターケーブル 100A5M | ||||
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まとめ
ブースターケーブルの正しいつなぎ方をまとめると
- バッテリーあがり車のプラス端子→救援してくれる車のプラス端子→救援してくれる車のマイナス端子→バッテリーあがり車のエンジンブロックの順につなぎましょう。
- 「私の赤にあなたの赤、あなたの黒で私の黒」が覚えやすい。
- 上記の順番につなぐことで、火花の発生を下げ安全に、効率的に救援してくれる車の電気を、バッテリーあがり車の方に供給できます。
今回は、ブースターケーブルの正しいつなぎ方や順番の理由などを解説しました。
また急なバッテリーあがりの際にも、ブースターケーブルを常備しておくと良いでしょう。