車には、オイルフィルター、エアフィルターなど色々なフィルターが使用されていますね。
車を走らせるのに必要な燃料には、燃料ラインにフューエルフィルターが装備されています。
文字通り燃料に異物が混入し、エンジンにダメージを与えないために装着されているフィルターです。
今回は、このフューエルフィルターの交換時期や症状などを解説していきます。
フューエルフィルターの交換時期の目安はどのくらい?
フューエルフィルターの交換ってどのくらいで行うのがよいのでしょうか?ここでは、交換時期の目安などをお話します。
フューエルフィルターって何で交換の必要性があるの?
燃料を給油する時は、給油口をあけて給油しますよね。
キャップをあけた状態に成りますので、砂埃や異物が紺有する場合があります。
また季節の温度差によってタンク内に水(結露)が生じることもあります。
こういった異物や水分を効率的に取り除き、エンジンへダメージを起こさないために、フューエルフィルターが使用されています。
いったいどのくらいでフューエルフィルターの交換をすればよいのでしょうか?
- ガソリンエンジンの場合は、一般的に10万キロ(インジェクション車)で交換することが推奨されています(キャブレター車は、5万キロ前後)。また10年経過以内には、交換したほうが良いでしょう。
- ディーゼルエンジンの場合は、一般的に3万から5万キロを目安に交換することが推奨されています。これは、燃料となる軽油には、ガソリンよりも多くの水分が含まれているためです。また水と油は分離するため、フィルター内で分離することで、燃料供給がされなくなる可能性が高いためです。
またユーザーの使用環境や地域性によっても砂埃や水分の混入確率が変わります。
場合によっては、一般的な距離などよりも早めに交換することをおススメします
フューエルフィルターが詰まったときの症状や交換費用も解説!
フューエルフィルターが詰まったら、いったいどんな症状が起きるのでしょうか・筆者の経験も含め解説していきます。
燃料フィルター詰まりの症状例
- 加速不良
- エンスト
- エンジンからの異音
等が発生します。
筆者の経験ではフィルターの目詰まりが発生してくると、加速不良・エンストが起きることが多かったと感じます。
またしばらくエンジンを止めて(例えば1日、半日、1時間)、再始動するとエンジンはかかりますが、加速し始めるとエンジンが「ギクシャク」、「エンスト」となることを多く経験しました。
この原理は、フィルターが目詰まりしていき、燃料ポンプが燃料を吸い上げて送り出しはじめると、目詰まり(フィルター許容量限界)したゴミなどが、燃料系統に吸い上げられフィルターの出口部分で詰まる。
時間を置くと再度沈殿し、再始動は可能になるという理論(半分自論)です。
アクセルを踏んでも加速が鈍い場合、フューエルフィルターの汚れが原因の場合があります
ディーラーなどで定期的に点検している人は、5万kmごとに交換されているので心配ないと思います— gc8_impreza (@GC8_impreza_bot) May 20, 2020
エンジンからの異音が発生している場合は、燃料自体は供給されているのですが、エンジンに必要な燃料量が供給されていなく(目詰まりによって少ない状態)が多いです。
「カタカタ」、「キュルキュル」などといった異音が発生している場合は、早めに点検しフューエルフィルターを交換したほうが良いでしょう。
フューエルフィルターの交換費用っていくらくらい?
キャブレターの車などは以外と安く1,000円から2,000円くらいでしょう。
一般的なインジェクションモデルは、5.000円から1,5000円くらいまでのパーツ代となっています。
筆者も経験しましたが、軽自動車の場合は燃料タンク内にフューエルフィルターと燃料ポンプが設置されていて、フィルターだけのパーツが出なく、モーターとフィルターのセットの場合があり、15,000円くらいした記憶があります。
交換工賃は設置されている場所により大きく変わります。
一般的なインジェクションモデルの場合は、3,000円から10,000円くらいはかかるでしょう。
まとめ
車のフューエルフィルターの交換時期の目安や目詰まり症状をまとめると
- ガソリンインジェクション車は、10万キロ、キャブレター車は、4から5万キロで交換しましょう。ディーゼルは、3から5万キロを目安に交換しましょう。
- 目詰まり症状は、加速不良、エンスト、エンジン異音などです。
- 交換費用は、パーツ代が1,000円から15,000円(キャブ~インジェクション)、交換工賃は3,000円から10,000円くらいでしょう。
燃料フィルターが目詰まりを起こすと、走行に支障をきたす不具合になってしまいます。
ユーザーの走行環境によっては10万キロといわず、なるべく早めに交換するのもよいでしょう。