皆さんが乗られている車にはバッテリーや発電機(オルタネーター)などが搭載されていますね。
車を動かすためにはエアコン、カーナビなどに電気が必要なことは、大体の方は知っているとおもいます。
ここでは一歩踏み込んでオルタネーターの仕組みや役割、オルタネーターの点検方法などを解説します。
オルタネーターの仕組みや役割とは?
オルタネーターっていったい何?基本的な仕組みや役割などを解説していきたいと思います。
オルタネーター=発電機で、故障すると走っていてもバッテリーが充電できず、バッテリー使いきるとエンストしてしまうとのこと。車の仕組み知らなくて走るだけでも電気いるってことを初めて知りました。言われれば納得ですが。RT @keayuhi 車ですがオルタネーター故障とのこと。
— けあゆひ (@keayuhi) August 13, 2011
オルタネーターって何?
オルタネーターはエンジンの駆動力を使用して、回転エネルギーを電気エネルギーに交換する交流発電装置です。
アレ?車って直流でないの?と思った方もいるかもしれません。
オルタネーターで発電した交流電気は、ダイオードなどを介して効率的に直流に変換されています。
オルタネーターってどんな形?
オルタネーターはエンジン回転を利用していますので、ほとんどの車がファンベルトを介して、オルタネーターを回しています。
ということはファンベルトの範囲内にあります。
丸っこい形に無数の穴(冷却用)があいていて、その中を覗くと銅線の束が沢山入っているのが見えるパーツです。
オルタネーターとエンジンマウントに錆を発見したため点検中です。展示車のV60にも発見。ということは新世代の60系には出やすいのかもしれないです。#volvo pic.twitter.com/7N8UiupAy9
— master@DPC DA PUMP&趣味用 (@DpcMaster) March 26, 2019
オルタネーターの発電は、エンジン回転に比例して電力量も増えていく仕組みになっています。
ただエンジン回転が低い時でも一定の電力が供給でき、回転が高い時には供給過多にならないよう制御するICレギュレーターが装備されているものが多いです。
最新の車ではECUにこの機能がついていて、オルタネーターは発電だけを行うというシステムになっている車もあります。
オルタネーターの点検方法を解説!
オルタネーターの点検をする際に実際にオルタネーターに何かを当てて検査するという方法は、電力を発生させているパーツなので一般の人は行わない方がよいと考えます(感電、ショートの可能性が高いため)。
ここではバッテリー&オルタネーターチェッカーを使用した簡易的なチェック方法をご紹介します。
バッテリー&オルタネーターチェッカーの使い方
①バッテリー&オルタネーターチェッカーを購入する(1,000~3,000円くらい)
今回は、比較的手に入りやすい、大橋産業のバッテリー&オルタネーターチェッカーを例にします。
大橋産業 バッテリー&オルタネーターチェッカー アクセサリーソケット接続タイプ No.1721 | ||||
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②シガーライターに接続する
③バッテリーチェックの場合はエンジンキーをアクセサリーにしてレベルメーターの位置でバッテリーの状態を把握する
- 緑は、フル充電
- 黄は、50%
- 赤は、低い(要充電、交換)
④オルタネーターチェックの場合はエンジンを始動させ、オルタネーター表示部で点灯した位置で判定する
- 赤は、チャージしすぎ(15.5V以上)
- 緑は、正常(14.5V発生)
- 黄は、低すぎ(13.2V以下)
⑤チェッカー自体は比較的安価な製品なので詳細などは判定できません
定期的に検査していくことで普段と違うというのがわかれば、異常に気づきやすいという認識が良いとおもいます。
またここで異常を感じた際には、プロの整備士に一度点検をお願いしましょう。
まとめ
オルタネーターの仕組みや点検方法などをまとめると
- オルタネーターは、自動車を動かすのに必要な電力を適正に発生させる装置です。
- 点検方法は、バッテリー&オルタネーターチェッカーで定期的に計測するのがよいでしょう。
- 異常点検は、プロの整備士にお願いしましょう
皆さんの大事なお車には車を動かすための部品以外にカーナビ、エアコンなどいろいろな電装品がついていますよね。
こういった装備を稼動させるのにはバッテリーだけでなくオルタネーターの役割が非常に重要です。
定期的にチェックして快適なカーライフをお過ごし下さい!